<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4042874010/talkwolips-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft"><img src="http://rcm-images.amazon.com/images/P/4042874010.09.MZZZZZZZ.jpg" alt="マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―少年・軍人時代編" border="0" width="99" height="140"></a><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4042874010/talkwolips-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―少年・軍人時代編</a>
友達に貸して頂いた単行本バージョンなので、少し外装こそ違うけれど
内容は一緒なので紹介。
つい先日、関西学院大学に講演しにきておられたパウエル氏の自伝であり、
幼少の頃からの経験を詳細に語られている。
しかし、読者として一番気になるであろうGeorge W. Bush大統領(Little Bush)の
方の話は全く入っていない。これは、この自伝を記し始めた時期の問題だろうが
そこがなかなか読者としてはショックな点ではないだろうか。
自伝というのは引退する前に書くようなものなので、実際の所、国務長官になったのは
彼の本来望むところではなかったのかも知れないということが窺い知れる。
話がところどころ脈絡亡く飛んでいる部分はあるが、それぞれの大臣らの性格などを
知ることもでき、読み物としては面白いと思う。
黒人で初めての、という枕詞が彼の生涯をつきまとっていたことと思うが、
著作の中にはそのことに触れている部分はあまりに少ない。
触れているにしても、バッファロー隊の貢献を称える会に尽力しただとか、
そういう事をメインにしている点からして、彼はいわゆる
「<strong>黒人であることをそれほど問題に思わない</strong>」
社会の中に生きてきたのではないかと感じた。
軍人としては、彼本人が述べているとおり、アメリカ一平等な機会が万人に保証される
場所であるし、その後の政治人生の中でも際だった優秀さが彼のキャリアを支え続けた。
(実際、本著の中にも何度も成績1位などを勝ち取ったという箇所がある)
加えて、彼自身のまっすぐな性格も外界にくじかれることなく成長させた要因だろう。
3巻立ての最後の巻にある、パウエルの法則といわれる13箇条からなる法則は、
彼の人生訓を紹介している。
ということで、人種的な事に主だったルーツを求めないという点ではおもしろい本だったと思う。
しかしながら、その内容に何となくそりが合わなかったのは、軍隊中心とした生き方が
不可解であったこと、メモ書きを寄せ集めたかのような構成になっていたこと
(編集者の問題かもしれませんが)
残念ながら、国務長官時代のお話がなかったことなどを総合・勘案した結果だと思います。
経営書・リーダーシップを学ぶ本としては不適合ですが、彼の人生をうかがい知るためや、
アメリカという軍需産業が巨大である国を考察するためには面白いのではないかと。